西隆行さんの器

西さん1こんにちは。
西牧です。
本日はTOCAで新しく扱わせて頂く事になった陶芸家さんの作品の紹介です。

佐賀で作陶されている、西隆行さんの作品。
私、西牧隆行、西隆行さんと名前が非常に似ているという事で、もう1年以上も前にたまたまネットで西さんのお名前を知り、作品の写真を拝見して引き込まれ、それからずっと気になっていた作家さんです。
「いつかTOCAに置かせて頂きたい」「いや、もうお声を掛けてしまおうか」などと昨年のTOCAのオープン前の準備をしている段階から幾度となく葛藤をしていたのですが、しかしお名前からすごくご縁を感じたので「いつかきっと必ずお会い出来るはずだ!その時に直接お願いをしたい」と決めてその時を待っていたのでありました。
そして、ようやく今月、西さんとお会い出来る機会があり、念願叶ってTOCAでも作品をご紹介させて頂ける事になり、本日佐賀から作品が届いたのであります。

まずは、西さんの代表作ともいえる「雫」シリーズ。
西さん2西さん3西さん4凛とした白磁の器に青の釉が掛けられ、それがひとつひとつ全く異なる表情で雫のように立体的に流れています。
グラスとそば猪口とデザートカップの3型が届いております。
グラスは冷酒に似合いそうです。ビールや日本茶も美味しく頂けそうなデザイン。
そば猪口は、フリーカップとして使い勝手が良さそうなサイズ感。
脚のデザインが繊細で綺麗なデザートカップは、フルーツやアイスクリームはもちろんの事、小鉢としてちょっとしたおかずやおつまみを合わせても素敵です。この器で杏仁豆腐を作りたいです。

土や釉薬の種類といった表現方法ではなく、ろくろで挽くという技法にこだわって作陶をされているという西さん。
雫シリーズも、同じグラスの作品一つをとっても、形やサイズが全て違って、さらに雫の流れ方も違って、どれにしようかとても悩ましい作品です。

それから、こちらは雫シリーズからはグッと趣が変わって、粉引きの器。
西さん6西さん5お茶碗と輪花の小鉢が届いています。
この粉引きの作品は、展示会で手に取ってみて一目惚れ。
お料理をグッと引き立ててくれそうな、存在感があるのに主張しない、見事な器です。

念願かなってTOCAに届いた西さんの器。
写真に収まりきらない魅力は、ぜひ店頭でお手に取ってお確かめ下さいませ!