益久染織研究所から

奈良の益久染織研究所から、靴下が届きました。
益久染織研究所のコットンは「100年無農薬」のコットン。
100年間一度も、さらに言うと、過去一度も農薬を使った事のない畑で育てられたコットンを使っています。
オーガニックコットンとは、通常3年以上農薬・化学肥料を使わず育てたコットンの事。裏を返せば、4年あれば例え現在ガンガンに農薬を使っている畑であってもオーガニックコットンを育てる事は出来てしまいます。
益久のコットンももちろんオーガニックコットンですが、中国山東省の山奥の一度も農薬に触れていない畑で、昔と何も変わらない人の手を使った方法で育てられたコットンです。一度も近代農業に触れた事のない生産者にとっては機械を使わない手作業の栽培方法もむしろ手馴れたもの。商業的な意図で生産者や流通過程などのどこかに無理を生じさせて作ったオーガニックではなく、生産者が一番慣れた方法で、今までと何も変えずに作っているコットン。これはちょっと、一般的なオーガニックコットンとは比較にならないような、究極のオーガニックコットンと言えると思います。
そんなこだわりのコットンを、職人による手紡ぎで糸にします。
熟練の職人でも1日にたった200gしか紡げない貴重な糸。
この手紡ぎ糸は大変に柔らかい為、現代の大量生産用の機械で靴下に仕上げる事は難しく、日本に数台しかない貴重な1950年代のイギリス製の編み機でゆっくりと編み上げられます。
1日に50足作るのがやっとのスピードで、ゆっくりゆっくり編み上げられる事で、ふっくらとたっぷり空気を含んだ手紡ぎ糸の魅力を損なう事なく柔らかな靴下が誕生します。
こうして時間と手間をかけて編まれた靴下は、伸縮性、吸水性、保温性に富み足元の蒸れや冷えを防いでくれる、夏にも冬にも足に優しい一年中愛用して頂ける靴下です。
オフホワイトと茶色、それぞれ男性用と女性用の靴下に、冷え性の女性にやさしい就寝時用の「おやすみソックス」がございます。
そして、デリケートなお肌の赤ちゃんにも安心の新生児用のソックスと、ベビー用のレッグウォーマーというラインナップ。こちらは出産祝いにもとってもオススメです。
一番動きが多くて、一番蒸れる場所で、一日中肌に密着している靴下。素材にもちょっとこだわってみても悪くないはず。
ザックリした風合いは見た目もオシャレで、これからの季節、サンダルに合わせたコーディネートで沢山使いたいです。
コットンは本来、綿花の種子を守る為のクッションであると言う事を思い出させてくれるような、優しい靴下です。

益久染織研究所
あしごろも クルー(24〜27cm) ¥2,484-.
あしごろも ハーフクルー(22〜24cm) ¥1,944-.
あしごろも 平編み婦人用(21〜24cm) ¥2,160-.
あしごろも おやすみソックス(22〜25cm) ¥1,728-.
あしごろも ベビーソックス(新生児サイズ) ¥1,296-.
あしごろも ベビーレッグウォーマー(新生児〜2才) ¥1,620-.
tax included.

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